ドライヤーは使い方次第で髪のトラブルの予防にもなるし、新たなトラブルの原因にもなります。正しく使えばヘアケアには欠かせないアイテムですので、正しい手順を覚えて毎日のヘアケアに活かしましょう。
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ドライヤーでの乾燥は案外重要!でも乾燥し過ぎはNG
頭皮のコンディションを整えるためには風呂あがりに髪と頭皮をしっかりと乾かす必要があります。生乾きで長時間放置すると雑菌が繁殖して頭皮から異臭が発生したり、薄毛にも発展します。
洗髪後に頭皮の雑菌を繁殖させないためには、生乾きで放置せずにちゃんと乾かす必要があります。生乾きのまま寝るのはもってのほかですね。ですのでドライヤーで頭皮をある程度乾かすのは必要なことです。
ところが、ドライヤーの使い方を誤ると、それが原因で頭皮を過剰に乾燥させてしまい、薄毛に発展する可能性もあります。ヘアドライヤーって案外重要です。
ドライヤーの熱は温度が高すぎる
一般的に販売されている普通のドライヤーの熱は100℃を超えるくらい熱いんです。普段ドライヤーを使っていても、そんなに高温になっているような感じってほとんどしませんよね。
なぜそんなに高温にも関わらず熱いと感じないのは、髪の毛には神経が通っていないからなんです。
考えてみれば髪の毛に神経が通っていたら大変ですけどね。まず切れませんもんね。
そういう事から、知らず知らずのうちに髪の毛に高温の熱風を当て続けている人が多いです。髪の毛にはキューティクルがありますが、70℃を超えると変性して再生できなくなります。
髪の毛には神経が通っておらず細胞は生きていませんので、ダメージを受けたら再生できないんですね。だからこそキューティクルというのは大切にしないといけません。
キューティクルは髪の毛を覆って保護してくれています。損傷すると、髪の毛からタンパク質や水分が出ていってしまいますので、どんどん髪の毛の乾燥が進んでしまいます。髪の毛の艶や潤いが失われ、パサツイたり切れ毛、枝毛が発生したりと髪の魅力が激減してしまいます。
ドライヤーの熱は頭皮にもダメージが!
それに、普通のドライヤーでしっかり乾かすと、余熱でさらに乾燥が進んでしまいますので、必要以上に頭皮が乾燥してしまうんです。
髪の毛のキューティクルは損傷したら再生は出来ませんが、新たに生えてくる髪はちゃんとキューティクルに包まれた状態で生えてきます。
しかし頭皮がダメージを受けるのは、髪の毛よりも深刻です。場合によっては簡単に回復出来ませんので、ダメージはできるだけ避けたいんです。頭皮がダメージを受けると、最悪髪の毛自体が生えてこなくなる事もあるわけですから。
ドライヤーの熱への対策
普通のドライヤーの熱は均一では無いので、気づかない間に部分的にかなり高温になっています。そのような事を防いでくれるのが、低温トリートメントドライヤーです。
この低温トリートメントドライヤーは、頭皮の乾燥を防ぐだけではなく、髪にとっては非常に理想的な機能を多数備えたドライヤーです。低温で且かつ均一な熱で乾かす速度を落すことなく効率よく髪と頭皮を乾燥してくれます。
このようなドライヤーが理想ですが、今お使いのドライヤーで何とかしのぎたい場合は、温風で乾かした後に、冷風で冷やすようにしましょう。COOL機能はほとんどのドライヤーに付いていますので、仕上げに必ず冷やすクセをつけると良いです。
COOL機能が付いていないドライヤーというのは皆無ですよね。私は見たことがありません。しかし意外と使用していない人が多いんですよね。でもCOOL機能は使わないと損ですよ。様々なメリットがありますので。
ドライヤーも使い方次第で髪へのダメージは全く変わってきます。毎日のことですから積み重ねると影響は大きいので、正しい手順をマスターしましょう。
まとめ ― ドライヤーは頭皮が乾燥し過ぎない使い方を!
ドライヤーは、使い方次第では頭皮を乾燥させ過ぎて、薄毛になってしまう危険性があります。しかしある程度はしっかり乾燥させないと、生乾きの状態が長時間続くことで雑菌が繁殖し、頭皮の臭いや薄毛にもなりかねません。
ですのでドライヤーは、頭皮や髪全体をしっかりと乾燥はさせつつも、頭皮の保湿機能に影響するほど過剰に乾燥させないようにも気を付けないといけません。
何だか難しそうですが、手順としてはまんべんなく乾かした後にCOOL機能をうまく使って、過度な乾燥を防げば良いんです。髪にできるだけダメージを与えないようにするなら、低温トリートメントドライヤーも検討してみては如何でしょうか。
無添加の育毛剤と合せて使用すれば、相乗効果で薄毛への対策もスピードアップ出来ますよ。