薄毛に悩む女性で、特に分け目が気になるという方は非常に多いですよね。実は分け目が薄くなるのには理由があるんです。
分け目からだんだん薄くなる人って結構多いです。薄毛に、とまではいかなくても分け目付近が薄くて気になっている人も多いです。それ以上薄毛を進行させない為に、早目に適切な対応を取りましょう。
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頭皮が常にさらされている
分け目部分の頭皮は、常に露出している状態ですよね。この状態だと、分け目部分には色んな悪影響が及んでしまいます。
ドライヤーの熱が直接頭皮にかかる
普通のドライヤーは、温度にかなりのムラがあり、高い部分ではなんと100℃にもなるんです。よほど意識してドライヤーのかけ方を気にしないと、どうしても頭皮に高熱部分が当たってしまうんです。
たまにアチチ!となった経験って誰でもあると思うんです。その時頭皮は程度の差こそありますが、軽度のヤケド状態となっているんですよ。
ですので結構大きなダメージを受けます。そして、そのアチチ!となりやすいのが、むきだしの頭皮、つまり分け目というわけですね。
それにドライヤーの熱の影響は、乾かしている最中だけではありませんよ。乾燥後も温かい状態は続きますので、余熱で今度は頭皮の乾燥が進みすぎてしまうんです。
頭皮の乾燥は、悪臭やフケなどの原因になり、やがて薄毛の原因にもなりますので日頃から注意が必要ですね。
ドライヤーで分け目にダメージを与えない為には、
・ドライヤーの最後の仕上げにクール機能を使う
などがポイントです。
そんなにドライヤーの影響があるなら、いっそのこと自然乾燥が良いのでは?と思われるかも知れません。
しかし自然乾燥には、それを上回るデメリットが多数あるんです。雑菌の繁殖やキューティクルが傷んで髪質が悪化するなど、自然乾燥は絶対に避けるべきなんです。
ドライヤーもちょっとした使い方のコツを覚えれば、髪質をかなり良くする事が出来ますし、髪の毛や頭皮のトラブル防止にもなりますよ。
ドライヤーは毎日実施するヘアケアの一つですので、適切なやり方を覚える事によって、大きな成果が、髪質の改善というかたちで得られますよ。
ドライヤーを使う際の一番のポイントは、クール機能の使い方にあります。乾燥させた後にクール機能で一旦冷やす事で、キューティクルが安定した状態で固定し、髪の毛一本一本が強くなるんですね。
頭皮が余熱で必要以上に乾燥する事もありませんので、頭皮の乾燥も防げます。クール機能はほとんどのドライヤーに付いていますので、是非使ってみてくださいね。
ドライヤーを使って乾燥する時に、アチチ!とヤケド状態にならない為には、ドライヤーをとにかく小まめに動かす事です。しかしこれってやってみると分かるのですが、結構腕がダルくなります。
毎日の事なのでなかなか長続きしないものです。しかし、そもそも高温にならないドライヤーがあれば、そんな苦労は要らないですよね。
そんなドライヤーが実はちゃんとあります。低温トリートメントドライヤーというもので、髪の毛や頭皮がダメージを受けない60℃以下で乾かせます。
温度ムラもほとんど無いので、乾かす時間も短くて済み、その分電気代も安いです。
スタイリング剤などが直接頭皮にかかりやすい
分け目付近というのは頭皮がむき出しの状態ですので、ヘアスプレーやワックスなどのスタイリング剤が直接頭皮にかかりやすいです。
これらのスタイリング剤には、様々な化学物質が使われており、石油系合成界面活性剤や酸化防止剤、シリコンなど、髪の毛や頭皮に悪影響を及ぼす成分ばかりが使われているんです。ほぼ添加物そのものと考えても良いくらいですね。
これらの成分は頭皮にダメージを与えますので、出来るだけかからないに越したことはありません。しかし、どんなに注意しても使う限りは多少なりとも付着してしまいます。
これらスタイリング剤の影響を最も受けやすい事もあり、分け目部分の頭皮はダメージを受けやすく、そこから薄毛になる人が多いわけです。
あまり薄毛が気になる人は極力スタイリング剤は使わないようにするのが無難です。スタイリング剤を使わずにセットする方法もありますよ。
紫外線の影響
露出した頭皮は紫外線の影響をダイレクトに受けてしまいます。分け目意外の部分は髪の毛がかなり紫外線を防いでくれますので、その分、あまり影響を受けずに済みます。
しかし分け目については、防いでくれる髪の毛がありませんので、モロに紫外線を浴びてしまいます。
「紫外線が毛髪に与える影響」でも書いていますが、紫外線は頭皮に深刻なダメージを与えますが、気付かない場合が多く、キチンとしたケアを実施されていない場合がほとんどです。頭皮が乾燥する原因でもありますので警戒が必要です。
それに、分け目は頭でも、特にテッペン部分になることが多いので、単純に太陽に近い分影響も大きくなります。
このちょっとした高さの違いって意外と影響が大きく、例えば顔と頭で紫外線の量が倍以上になることもあるんです。
あなどれないですよね。それに、顔はスキンケアを十分実施する人が多いですが、一方で頭皮を十分にケアする人は少数派です。
頭皮だって顔の延長の肌ですから、顔と同様ケアは必要です。顔だと化粧水や美容液でのケアですが、頭皮のケアは女性用の育毛剤がそれにあたります。美しい髪を維持するなら日頃のケアはお肌同様、必要無いわけがないんです。
少し話がそれてしまいましたが、紫外線を防ぐためには、小まめに分け目を変えるようにすると良いでしょう。
また、分け目を変えるのは意外な効果が期待出来ます。特に薄毛気味の人にとってはありがたいのですが、髪が多く見えるんです。
いつもと違う分け目にすることで、髪の毛の流れに逆らう事になり、髪の毛の根本が立って、ふんわりボリュームがアップして見えます。
単純な事ですが、簡単な割りに高い効果が得られますので、実行しない手は無いですよ。
髪型による負担
髪を結んだりした場合に、分け目部分は常に一番大きな力で引っ張られた状態を維持していますので、当然負担が大きいです。
それによって、分け目部分は抜け毛が発生しやすく、そんな状態が続くと、分け目付近の毛穴にも負荷がかかり、だんだん髪の毛が生えて来なくなります。
そのうえ、気にせず同じような髪型を続けていると、薄毛の範囲がどんどん広がっていきます。これは結構モデルさんなんかでも、実際薄毛にまで進行している人が相当数いらっしゃいます。
職業上ある程度はしかたないのでしょうが、それで薄毛になってしまったら、それこそ仕事に差し支えそうですよね。
スーパーモデルのカッコイイ髪型を真似したい時もありますが、頭皮に負担をかけている事は意識しておきましょう。
オシャレと思ってやっていることが、薄毛になったら、オシャレどころか人前に出るのさえ億劫になります。そうなると、ストレスによっても薄毛が進行したりと、悪い循環に陥ってしまいます。
そのようにして、分け目から薄毛が進行するパターンは結構多いです。
そうならない為には、同じ髪型をずっと続ける事はせずに、頻繁に髪型を変えるようにすると良いです。髪型を変えるときのポイントは、
・一番引っ張られる部分をずらす
といった点を意識して変えると効果が高いです。
それと、色んな髪型にする事を楽しむ事も大事です。毎日のヘアスタイリングですので、嫌々やっても長続きはしません。
いつも違う自分と出会える感覚で、どう変われるか?知らない自分の側面が発見できるかも?と前向きにとらえると、何事にもアクティブになれて良いことばかりです。薄毛の大きな原因であるストレスも減らせます。
まとめ ― 分け目に負担を与えずコマメに変える
分け目付近が薄くなって悩んでいる人は非常に多いです。どうしても分け目付近は負担がかかりやすいので、そこから薄毛が広がるのは当たり前なんですね。
そのことを意識し、出来るだけ頭皮に負担をかけないようにしましょう。
また、分け目をいつも同じ場所にしている人って結構多いんですよね。クセが付いているので、自然と分かれやすい事もあり、セットするのがラクなので、ついつい分け目を固定してしまうんですね。
しかし、分け目は固定せずに、できるだけコマメに、それも色んな場所で分けるようにすると負担がかかるポイントが分散しますので、より薄毛予防の効果は高まります。
すでに分け目が薄くなっている場合は、育毛剤を分け目の薄くなった部分に少し多目に使用すると良いでしょう。ダメージを受けた頭皮が育毛剤の栄養分を吸収し、元気になってくれますよ。